寝言

こんばんは。
夜になっても気温湿度とも尚高く、夏の到来を間近に感じる今日この頃です。
夏といえばアウトドアアクティビティが楽しい季節で、よく『旅行に行くなら山か海か』なんてオハナシも耳にしますが、皆さんはどちらがお好きでしょう。
やっぱり手軽に遊びに行けて楽しいのは海でしょうか。木々や川のせせらぎに安らげる山も魅力的です。
今夏は残念ながら旅行に行き難い状況が続きそうですが、涼しい屋内で、旅行先に想像を巡らせ過ごすのも悪くないかもしれません。

夏の定期演奏会を前に、音楽部では各セクション、各パート練習に励んでいます。今日は金管でショス5、木管でカルメンのセクション練がありました。あと弦練。
合奏は個人練以上に得るものが多いです。先日のカルメンのtuttiでは、自分のタイミングで吹けることと、全体で合わせたときに吹けるということは全く異なると痛感しました。やり直しの効く個人練に比べ、合奏の場で合わせると格段に難易度が上がります。
ただ、それが合奏の楽しい所でもあります。やり直しの効かない制作活動というのは、音楽の大きな特徴の1つです。他の多くの芸術と異なり作品が目の前で作られていく音楽は、刹那的なパフォーマンスが何より大切です。だからこそ上手くハマったときに大きな達成感が得られるのでしょう。

話は変わりますが、中高の音楽部(特に吹奏楽部)は、よく『体育会系文化部』なんて呼ばれ方をします。運動部並みにストイックに練習している音楽部を揶揄したものですが、中々どうして本質を突いた表現だなと思うことがあります。
スポーツ、例えば野球でヒットを放つとき、ボールがどのタイミングで自分の元に来るのか判別し、それに合わせてバットを振ります。このような、タイミングに合わせたパフォーマンスはどのスポーツにも共通するものです。
果たして、楽器の演奏も同じです。指揮者や周囲を見て聞いて、タイミングを合わせた上で、自分の体を使って最適な音を鳴らすわけです。いわば演奏は文化芸術活動でもあってスポーツでもあるのです。
音楽の面白さってそういうところにもあると思っています。

今は夏の定演に向け練習していますが、正直なところ、練習を始めて日が浅いこともあってか演奏会が近づいている実感が未だに湧きません。この調子であっという間に本番を迎えてしまいそうな不安もあります。
とにかくとりあえず、大人数での演奏を短い期間で形にするのは大変ですが、今まで出来なかった分もたくさん練習を重ねていきたいです。

20M Hr 吉岡
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