最終電車から、皆さんに最後の挨拶をしよう

僕はこれまで4曲学指揮をしてきましたが、実は結構、お客さん気分でいました。「お客さん気分」というと受け身でやってる、みたいな印象を受けますがそういうことではありません(そうじゃないのは皆さんの方がよく分かっていると思います)。楽器を持たずに皆さんの演奏を聴く立場でいられる、という意味での「お客さん」です。皆さんが上達していく過程を一番近くで見てきているのだから、誰よりも本番で感動できる、ある意味最も恵まれたお客さんなのではないでしょうか。表立って言ったことはありませんが、皆さんがいろいろ自分なりに考えて毎回のtuttiに臨んでいるのはとてもよく伝わっていました。だからこそ期待していろいろ厳しいことや分かりにくいこともたくさん言いましたが、それでもついて来てくれてありがとうございました。皆さんと一緒に「ここどうしよっか?」とか言ってる瞬間にとてもやり甲斐を感じる2年間でした。本番では今まで通り、演奏者として、そして「お客さん」として、皆さんと演奏する時間を噛み締めたいなと思います。

…というのが、学指揮引退の時に言おうと思っていたことでした。こんなこと喋っていたら、下手したら泣いちゃったかもしれないので部日誌で言うことにした次第です。

曲の話をすると、今回のレプレは演奏自体が難しいからか、いつにも増して個々人の完成度が高いように感じます。特にホルンなんて新入生だらけなのによくぞここまで、と初回から感じ入ったのを今でも覚えています。弦のトップ軍団がちょくちょくアイコンタクトでアンサンブルするのも素敵ですね。200小節目からのホルン、オーボエ、クラリネットのソロはブラボーと言う他ありません。他にも皆さんが輝いていた瞬間はたくさん覚えていますが、ここでは長くなるので打ち上げで直接言いに行きます。

僕は入部が21の代と同じタイミングだったので、気づいたら幹部になっていて、気づいたらもう幹部上です。そんな短い期間でしたが、皆さんからはたくさんの思い出を貰いました。直近のことで言えば合宿ですね。よく弾いてよく遊び、と言った感じで大変充実していましたし(合宿を復活させた渡辺に感謝!)、かぼいちで初めての誕生日会も開いてもらいました。気の置けない友達、後輩、先輩と浴びるように酒を飲んで時には言い合いになったのも大切な思い出の一つです。入部当初はこんなレベルの低い団体なんて、と思っていましたが、そういった楽しい日々を積み重ねるにつれ、どんどん離れ難くなっていってしまいました。行き詰まった時の寄る辺となるのは結局そういう、楽しかった記憶なのかもしれませんね。

先輩として後輩にメッセージをいくつか。まずは次学指揮をやる3人へ。まあ頑張れと言わなくても勝手に頑張るでしょうから、敢えて頑張りすぎるなと言っておきます。1人でヒートアップしても仕方ないですから、みんなと足並み合わせて、できない箇所は一緒に考える、でも言うべきことは言うみたいなスタンスで丁度いいのかなと思います。バイオリンパートの皆さんへ。練習していて行き詰まることは必ずあると思います。僕もイザイ練習していた時は余りにも出来なさすぎて怒ったり泣いたりしていました。そんな時こそ、基本と初心と、自分が積み重ねた時間を思い出すといいと思います。それ以外の皆さんへ。皆さんが頑張っているところは必ず誰か(特に学指揮)が見ているので大丈夫です。

結局長くなりましたが、こうやって喋り始めたらだんだんヒートアップしてくるところも僕らしくていいんじゃないかなと思います。幹部上になっても6プルくらいから皆さんのことを温か〜く見守っています。それではこの辺で。

20M Vn/学指揮(スラヴ行進曲/交響曲第6番《悲愴》(チャイコフスキー)/交響曲第1番(カリンニコフ)/交響詩《前奏曲》)
後藤 慧太郎
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これからも音楽にあふれてやまないゐのはなでありますように

ある日の電車内にて、僕は普段電車の中ではほとんど寝てる、まれにスマホを見る感じなのですが、その日はふと窓の外を眺めていました。目の前には何の変哲もない住宅街が広がっていたのですが、少し目線を上にやるとそこには巨大な積乱雲が大空に広がっていました。積乱雲と言えば夏を想起しますが、空の雰囲気はどこか違ったように感じました。ちょっと寂しげで哀愁漂うような、岩井海岸で見たすがすがしいまでの青い空とは異なるものでした。まだまだ暑い日は続いていますが、秋の訪れがすぐそこまで迫ってきているようです。

 

僕がゐのはな音楽部と初めて出会ったのも秋の香り感じられる今ぐらいの時期だったように思います。(20の代はコロナのせいでまともな新歓が始まったのが秋頃でした。)もともと僕は音楽経験なんて全くなく、クラシックとは縁遠い世界で生きてきました。ちょうど3年前に入部してからチェロに惹かれ、オーケストラに惹かれ、クラシックに惹かれ、今では音楽が生活の大部分を占めるようになってしまいました。一体誰が想像したことか、、。

 

僕はゐのはな音楽部に入部してから今までたくさんの「優しさ」に触れました。そのおかげで僕はここまでチェロやクラシックにのめり込むことができ、音楽という僕にとって全く新たな世界を知ることができました。ですが、そこに到達するまでにたくさんの壁にぶつかりました。上手な人もたくさんいるゐのはな音楽部で、初心者でへっぽこの僕が果たして頑張って練習したとしても拙い演奏で一緒に弾く意味はあるのか、特に弦楽器なんだから別に僕一人がいなくたって素敵な演奏は成立するのに、とか昔よく悩んでいました。そんな風に行き詰まったときも、僕のできないところを付きっきりで教えてくださった心優しい先輩方や飲み会とかでいろいろなアドバイスをしてくれた方々、音楽的・技術的にわかりやすくご指導いただいた指揮者の先生、トレーナーの先生方、夜遅くまで相談に乗ってくれる同期など、本当にたくさんの人に支えられて、今こうしてオーケストラの一員としてチェロを楽しく弾くことができています。昔はtuttiで満足に弾くことができない悔しさを打ち消すために練習していたのが、今ではtuttiでこう弾きたいなああ弾きたいなと想像力をかき立てながら、のびのびと練習できるようになりました。本当に感謝してもしきれません。まだまだ未熟なところもありますが、たくさんの方々からの優しさを胸にこれからも音楽と向き合っていきたいと思います。そして、今度は今まで僕が受けた様々な人たちからの優しさを、幹部上として後輩にたくさん伝えることができればなと思っています。

 

今回、メイン曲のブラ1で初めて交響曲のトップをやらせてもらっていますが、実のところ、選曲段階では正直、ブラ1はあまり乗り気ではありませんでした。当初はブラームスが20年以上も構想を練ったこともあって、曲全体がすごく構造的で息苦しく感じていました。あと、他のブラームスの交響曲と比較して、チェロがフレーズを歌う場面が少ないこともありました。ですが、今はほんっとうに幹部引退のメイン曲がブラ1で良かったと、心の底から思っています。ブラ1を、しかもトップの立場で弾けるなんてこの上ない幸せです。ブラ1のトップを経て、チェロ単体だけでなくオーケストラ全体を俯瞰したときのチェロとか好きになれました。pizzで分散和音を弾いたり、ベースラインでコントラバスと一緒になってオケ全体を支えたりするところとか弾いてて気分上がります。各パートがパズルのピースとなって、それが曲の中でハマっていく感覚は何にも代えがたい感情です。アンサンブルって楽しいですね、演奏中弦トップでいっぱい目が合って嬉しいです!!!

 

 最後に、前日リハのミーティングのときに喋っちゃったことと全く同じ内容なのですが、今回の演奏会では「愛」に溢れる演奏会にしたいですね。レプレはそこかしこに愛のテーマがちりばめられているし、ブラ1なんてクララに対する「愛」を語ったフレーズをきっかけとして、それまで強烈なストレスがかかっていた音楽から、生気と開放感に満ちた第1主題が引き出されますもの。「愛」が一つのテーマなのかなとも思います。音楽に対しての気持ちを素直に表現できるといいですね。部員一人ひとりの音楽に対しての「愛」を少しでも会場全員で共有できると嬉しいです。僕はブラ1への「愛」を共有できればなと思ってます。

 

 明日が終われば僕もついに幹部上です。今までの日常に一区切り付いてしまうことを考えると寂しいですが、幹部上になっても変わらず今まで通り音楽に接していきたいです。これからも音楽に対して真摯に向き合い、「愛」と「優しさ」に満ちたゐのはな音楽部であることを願うばかりです。今まで本当にありがとうございました。

 

 

20M 部長 Vcパート 石橋 亮太

 



追伸

 何か良い感じにまとまってしまってしまい、本文中で上手くいろいろな人に感謝を伝えられなかったので、ここに書きます。お許しを、、、。😢 今までお世話になった全ての方々に感謝の言葉を書いていると本当にとんでもない文章量になってしまうので(現時点でもとんでもない文章量ですが💦)、ここでは割愛します😢 打ち上げで直接感謝をいっぱい伝えられたら嬉しいです!!

 

 

幹部の皆さんへ

これまで約1年間、本当にありがとうございました、! 正直、部長らしい立ち回りとか、上手くできなかった気がするんですけど、一人一人の働きのおかげで特に大きな問題もなく部活を運営できたかなって思います。むしろ、音楽部をよりよい方向に持ってけたように感じます。本当に感謝してます。打ち上げでいっぱい乾杯しましょう🍺

 

チェロパートの皆さんへ

いつでもチェロパートは雰囲気良くて助かります;; 本当にみんな練習熱心で僕ももっと練習しないと!って刺激受けます。そんな居心地良いチェロパートの一員で嬉しかったです。定演終わったら楽しく鎌倉行きましょうね。あと、今回の幹部代、全員ソロ経験してすごい激アツですよね!?!?🔥 無事それぞれのソロが終わったら、皆さん足スリスリお願いします~演奏に影響しないように!

 

20M

ゐのはな音楽部でみんなと出会えて、一緒に部活できて、一緒に日常を過ごせて幸せでした。またいつかみんなで旅行に行けたら嬉しいな。

 


 

追伸2

 ここまでの文章は事前にある程度練っていた文章ですが、ここから今日の前日リハのこと書いていきたいと思います。前日リハ、激アツでしたね、、! 明日きっと素敵な演奏会ができると思うと、今からわくわくしちゃいます。ですが、こんなときこそ冷静でいたいですよね。熱くなりすぎてとっちらかった演奏に、気合いで力みすぎて音が潰れた演奏に、逆に緊張して縮こまった演奏にならないように気をつけたいものです。かく言う僕も今日は気合い入りすぎて力んでいたように思いますが、、。本番こそ今までやってきたことに忠実に、「心は熱く、頭は冷静に」演奏したいです。ホールの響きを感じて、身体は自然体に、それぞれの音楽を表現したいですね。

 

書きたいことは全部書けたように思うので、明日に備えて今日は早く寝ることとします。

また明日、元気にお会いしましょう。

おやすみなさい。

学指揮パート引退です!

こんばんは!20Mの髙橋です。



部日誌を書くにあたって、この1年のことを色々と思い返していました。

この1年は、たくさんの苦悩と葛藤に溢れた1年でした。学指揮やって、トロンボーン吹いて、お仕事して、先輩後輩同期とたくさん話して、たまにケンカして笑、飲み会で愚痴なのか相談なのか分からないモヤモヤを垂れ流して、たくさん泣いて、自分がどこへ向かっているのかも分からなくなって、、

いくら部日誌に文字数の制限がないとはいえ、この1年の全てを書こうとするととんでもないことになってしまいそうです。残念ながら、私は文章を短くまとめる能力があまり高くないのです……。

だから今回は、この1年で一番大変だった、学指揮について書くことにしました。そういう趣旨の部日誌だとご理解いただけると幸いです。




昨年の春、卒業間近の宇川さんが「あかりちゃんに学指揮やらせてみてもいいんじゃない?」的なことをおっしゃっていたとかいなかったとか、そんな話を20M会で聞いて舞い上がって、そこから始まった学指揮でしたが、学指揮として過ごした1年半は、正直な言葉で言うなら辛くて辛くて気が狂いそうでした。


フィンランディアとスペ奇は苦しかった記憶しかありません。フィンランディアは本当に右も左も分からず終わっていた(記憶もあまりありません笑、、)し、スペ奇はお祭りの音楽ですから、勢いに任せるようなところがあってどうもうまく掴めず、指揮にオケがついてこない感覚もあってすごく苦しみました。
村上先生に何度かレッスンして頂いて、指揮の振り方やテンポの出し方から、気持ちの持ち方やtuttiの進め方までたくさん教えていただいて、それをなんとか咀嚼して吸収して、試行錯誤しているうちにスペ奇は呆気なく終わってしまいました。


秋定のメインがブラ1に決まってすぐ、学指揮どうする?とごとけに聞きに行ったら、「俺はコンマスやるから!」と言い切られてしまい、、
いわしょうに聞きに行ったら「あかりさんがやってくださいよ~~!!Trb4楽章しかないしあかりさんがやると思ってました~~!!」とか言われ、困り果ててしまいました。

その後もいわしょうとの間に何度か押し問答があり、石橋に相談したら「メインはやめといたら?」とか言われ笑、私もそれまでの学指揮がトラウマ級に苦しかったので、いわしょうに無理矢理押し付けようかと何度も考えました。
それでも、それまで食わず嫌いしていたブラ1をその時初めてちゃんと聴いて、この曲は半年間愛せそうな気がする、とふと思い、そして何度も考えて考えて、悩みに悩んで、半年間苦しむ覚悟をして、メインの学指揮を引き受けることにしました。


指揮を振るというのは、自分のスコアの読み込み具合から、音楽性・音楽の知識、ひいては人間性まで、目の前にいる数十人へ開示する恐ろしい行為です。
私は楽器がとても上手というわけでもなく、ピアノがとても弾けるかと言われるとそうでもなく、端的に言えば中途半端な実力でした。
だから、それを悟られるのが怖かった。練習を見る立場として皆さんの前に立つ資格がないと思えば思うほど、非難されるのが怖くて、眠れなくて、無駄に頑張ってるアピールしたりとかしていました。
そしてそれに対して皆さんが優しく励ましてくださるから、そんな下らないアピールをしている自分が、姑息で汚く感じて、余計悲しくなることもありました。
こんな私が、皆さんに練習と努力を要求するだけの立場でいることも申し訳なくてたまりませんでした。


でも、そんな中でも、ブラ1は本当に美しかった。責任と不安とに押し潰されて、聴きたくもない、一生聴くもんか、と思っていても、3日も経てばブラ1は元の美しさを完全に取り戻していました。
全てが美しくて完璧で、その圧倒的な美に触れるだけで恐れ慄いてしまいます。

私がどんなに苦しくてもどんなにテストが近くても、なんとかスコアを開き続けられたのは、紛れもなくブラ1のおかげです。美しい音楽の解釈に考えを巡らせる時間が、とても幸せでした。もしブラ1でなければ、途中で逃げ出してしまっていたかもしれないとさえ思います。



それに、こんな未熟な私をたくさんの方が温かく応援して下さいました。

Tuttiの前に毎回怖い怖いと騒ぐ私をなだめて、Tuttiが終わったら頑張ったねと褒めてくれた金管部屋の皆さん。
19オケの帰りに学指揮の在り方を議論した(竹内さん、改め)OBの竹内先生笑。竹内先生の言葉は、煮詰まった私にはいつも新鮮で、会う度に頭の中が整理されていきました。
私に限界がきていた日、えいこうに行って愚痴をたくさん聞いてくださった福田さん、たんたんさん、みやおいさん。あのとき奢ってもらった青島ビール、めちゃくちゃ美味しかったです、忘れられません。
合宿最終日の学生Tuttiの前夜、飲み会から部屋に戻ってきた私を、あかりさんは大丈夫ですよとハグしてくれたなおちゃん。ほんとうに温かくて嬉しくて、あの後少しだけ泣きました。
一緒にロビコンに出てくださったトロンボーンの3人。学指揮のお仕事ばかりで「もうこれ学指揮パートじゃん…」って時、トロンボーンパートに帰れている気がしてすごく嬉しかったです。

そして、ここには書ききれない、私と関わってくださった全ての皆さん。皆さんの温かさに励まされて、何とか引退まで頑張れました。本当に感謝してもしきれません。




最後に。私は小さい頃、あまり音楽が好きではありませんでした。
音楽を本当に好きになったのは高校生くらいでしょうか。和声の移り変わりやフレーズの形を分析して、音楽の作り方の「正解」の根拠を探る、ということを覚えてから、音楽がすごく楽しくなりました。

だから、皆さんにも「根拠のある音楽」を楽しんでいただきたいな、というちいさな野心があって、学指揮になりました。
感覚や感性でフレーズを美しく演奏できる方もいる中で、根拠頼りでしか音楽を作れない私だからこそ、出来ることがあるのではないかと信じていました。
学指揮をやっている間は、なるべく楽譜上にある客観的な根拠と紐づけて話すようにしていて、このやり方が、皆さんのうちの1人でも良いから手助けになっていたらと思っていました。



秋定が終わっても、おんぶはまだまだ続いていきます。すぐ近くにはチャイ5がどっしり構えて待っていますし、その先にもたくさんの曲が私たちを待ち構えているでしょう。

そのたくさんの曲に取り組むにあたって、今回のブラ1を始めとする秋定の3曲が少しでも良い影響を与えていたら、私はこの上なく幸せです。もう悔いはなんにもありません!




20M 髙橋

譜面選曲

今日(昨日)はブラ1の合奏でした、僕としては幹部代最後のいのはなでの合奏だったので感慨深いものがあった気もします、嘘です、ごめんなさい。謎に4楽章の弾き方を褒められましたが多分よくない弾き方です、コンバスはその手前まで僕ですら弾けるか怪しい連符を弾いているので、そのノリでヤケクソで弾いてたら褒められました。好感度調整ですかねぇ、、、

部日誌は最後なので謝辞を、まず幹部としてはアンコール決めるの遅くてすみません、、、毎度のことながら楽譜探しに手間取りました、、、でもお陰で1年通して部費が数万円単位で節約できたはずなので許してください(コンバス修理費で数万使いましたけど)。
そしてパトリとしてはなにより後輩2人、本当に入ってくれてありがとう!おかげでパートだけでなく楽団が救われました。2人ともコンバスが好きになってくれて嬉しいです、上達早くて怖い、、、でもまだおじさんも負けませんよ!僕の代は僕が弾かないとどうしようもないとトレーナーはじめ各方面から言われかなり苦しかったですが、おかげで助かりました。感謝。僕の代でコロナ前の状態には戻したので、あとはパー練をやる文化をちゃんと作れれば、コロナ前を超えます、がんばれ。

21L 清水

信じる力

こんにちは!Vcパート会計係の梅津です。

 


部日誌を描くのもこれが最後なのかと思うと、少し物寂しい気持ちがします。

まずは昨日のメイン先生tuttiについて話します。結果はまあ...はい...って感じでしたね、、僕も含めて11人、どのパートも反省点が多々あったと思います。定演まで残り後4日となってしまいましたが、石橋も言っていた通りまだ出来ることはあります。入るところ曖昧だなって思う箇所の確認、何小節目はどのパートが何してるの?と聞かれた時にすぐに答えられるぐらいに、スコアを読み返す作業をしましょう。出来ないところ、不安だなって思うところを1つでも多く解消し、しっかりと準備をした上で定演に臨みましょう!

 


毎回の先生tuttiで思うのですが、直井先生の話の引き出しの数の多さには驚いてばかりです。(僕も先生ぐらい深みのある人間になりたいです...)

昨日のお話の中でも、『周りを信じて下さい』『一緒に演奏する人たちのことを信じて下さい』という話をされていたのが、個人的には非常に印象的でした。というのも僕はスポーツ全般好きで、つい先日自力でのオリンピック出場を48年ぶりに決めた、バスケ日本代表の試合を全て見ていたのですが、その監督であるトム・ホーバスHCも同じことを選手たちに何度も伝えていたからです。劣勢な状況になると、タイムアウトをとり『うちのバスケットを信じて』『自分の力を信じて』『チームメイトの力を信じて』と選手によく伝えていたそうです。自分の力、周りの力を信じることで、個々そしてチームとして強くなる。選手たちに信じることを何度も言い聞かせてきった結果、オリンピック出場という日本バスケ界にとってとても大きな功績を打ち出すことに成功しました。

オーケストラもこれに通ずるところがあると思います。in tempoで正確に数えておくことも大切ですが、自分が入る前にどのパートが何をやっているかが分かっていれば、そのパートを信じてその流れに乗るだけです。弾き始めたらこの流れで弾くだけでしょと、自分を信じ自信を持って演奏すればいいです。まあ言葉で言うのは簡単で、実際やるのは結構難しいですよね、僕もあんまり出来てない気がします...

 


互いを信じるためには信頼関係が必要で、その構築のためには、各々がしっかりと準備し、練習を積み、部活中や部活外でもコミュニケーションをたくさんとることが重要です。そのためにも飲み会やご飯会、少人数でのアンサンブルはとても大事だと思います。幹部上になったらソロ曲の練習を積みたいと思っているのですが、アンサンブル力もあげたいなって思っているので誘ってくれると嬉しいです!

 


偉そうなことばかり書いてほんとに申し訳ないのですが、最後にメッセージを書いて終わりにします。

 


幹部の皆さんへ

幹部へのメッセージは全員分しっかり書いておいたので打ち上げの時にこっそり読んでおいて下さい!

 


次期幹部へ

20Mはキャラが濃すぎる人が多いためか、個性のぶつかり合いみたいな感じで色々衝突することが多かったですが、次期幹部は気遣いができて、空気がちゃんと読める大人な子が多いイメージなので、きっといのはな音楽部をより良い方向に動かしてくれると思っています。後輩とか先輩とかも色々巻き込んで、お互い思っていること、伝えたいことは伝えて、コミュニケーションしっかりとりつつ、誰かが凄く我慢しているなって思った時は見て見ぬふりせず手を差し伸べてあげて下さい!

1年間辛い時期、大変な時期もあると思いますが、最後まで駆け抜けた時の達成感は必ずあるので頑張って下さい!!

 


22M23の皆さんへ

みんな本当に真面目に楽器の練習に取り組んでくれているのを見ていて、嬉しい気持ちになるし、凄い刺激もらえています!ノリの良い子、コミュ力の高い子がほんとに多い印象なので、その若さ溢れるエネルギーで次期幹部の部活運営を少しでも支えてあげて下さい!(僕も飲み会は老害枠として盛り上げます)

 


20M Vc 会計係 梅津和明

 


もうすぐ!

お疲れ様です!
21P工藤寧桜です。
今日は通い合宿で、午前中は先生セク練でメインの吹き方を教えていただきました。ブラ1は楽譜通りに演奏するのが難しいですけど合うとすごくかっこいいですよね!午後は前中アンコールtuttiでした。前アンコールは乗らないので本番聴くのがすごく楽しみです!特に前曲は代奏したときに誰がどこで頑張っているのかなんとなく知ったので注目しつつ聞こうかなと思います笑 レプレはいい曲なのですがすごい難しいです…tuttiなどでホルンが結構時間もらってしまって申し訳ないです💦あと一週間でできることを考えて取り組みたいです💪
幹部では会計をやらせていただきました。といってもほぼほぼ先輩方がやってくださっていてもっと自分から働けばよかったなと思います…すみません、先輩方本当にありがとうございました!他の幹部の方も私が知らないところでも色々なお仕事をしてくださっていたと思います。ありがとうございました!
この場をお借りして各方面に感謝の気持ちを伝えさせていただきたいです!
金管セクションのみなさん、tutti後に落ち込んでいるときも、テスト前で大騒ぎしているときも、どんなときもいつでも励まして、褒めて、元気づけていただきありがとうございました!これからもみなさんと演奏できることが本当に幸せです!
いのほるんぱのみなさん、いつもご協力ありがとうございました!迅速なリアクションと臨機応変な対応で、私は至らない点ばかりでしたがすごく楽させていただきました笑 前の部日誌で先輩が私のことをすごく持ち上げて下さっている気がするのですが、過大評価です…!便宜上私がパトリだっただけで、いつも頼りにさせてもらってました!
21のみなさん、いつもたくさん励まして助けてくれてありがとう!何でもないことでも話す時間がほっとできます☺特に21Pのみなさんには部活もその他の学校生活もいつも支えられてました!感謝です!
最後になりますが定演で演奏できることがとても嬉しいです!幹部はそろそろ引退ですがまだ部活には参加させてもらうと思うのでこれからもよろしくお願いします🙇‍♀
あと一週間となりましたが、できることにしっかり取り組みたいです!頑張ります💪

21P工藤寧桜

よく食べてよく寝て

こんにちは!
20Mバイオリンの鈴木伊玖磨です。よくここで島内弾いている人です。弦のセクリと会計をやらせていただいてます。
ついこの前ゴールドバッハ予想の証明が終わったのでいずれ論文が出ると思います(嘘です)。バイオリンのf字孔を見て積分をしたくなるのは僕だけでしょうね。
今日は通い合宿で皇帝とレプレの最後の学生Tuttiでした!
音楽部に入部してから約3年がたち、いよいよ幹部引退まで残り1週間となりました。
バイオリンパートは最も人数が多く、非常に個性にあふれたパートです。音大生ぐらい上手い人もいれば、大学から楽器を始めた人もいます。僕は高校まではピアノをやっており、バイオリンは大学から始めました。すぐ経験者の方々に追いつけるだろうと思っていた時期が私にもありました。が、全くの初心者の方と比べると楽譜が読めるというアドバンテージがある一方、やはりそう簡単に弾けるようにはなりませんでした。とくに、弓全体を使って楽器を弾くこと(これは腕の使い方が難しい)と、音程です。ピアノでは正しい鍵盤を弾けば必ず正しい音が出ますが、バイオリンでは同じ音のなかでもちょっと高いとかちょっと低いというのがあって、ピアノの鍵盤にないような高さの音を出すことができてしまうのです(つまり弦の押さえる位置と音程がいたるところで微分可能であるということ)。音程に関しては現在でもあまりできていないので目をつぶってください。ギュー。
さて、セクリについてですが、実際は学指揮やコンマスの方々におんぶにだっこの状態でした。同期や隣の学年に、これだけ多くの経験者がいるというのは、音楽部史上初めてのことではないかと思います。みなさん本当にありがとうございました。3回ほどカリ1だか大祝だかのときに前で指揮を振ったことがありますが、めちゃくちゃ緊張しました。ピアノのコンクールを1とすると100ぐらい。それは指揮が専門ではないわけだから当然かもしれません。自分の楽器の練習のほかに陰でほかのパートの楽譜を読み込んで指揮の練習もして、部活のたびにみんなの前に立っている学指揮の方々には本当に感謝したいと思います。
それから、管楽器や打楽器の方々。弦楽器は同じメロディーを基本的に5人以上で弾いていますが、管楽器や打楽器は1人か2人で弾いているんですよね。出番は弦に比べて少ないかもしれないけど、いざ吹くときは相当プレッシャーがあると思います。とくに大学から新しい楽器を始めた人ならなおさら。もし僕がブラ1の2楽章のソロをやれと言われたら目んたまがひっくり返るはずですから。だからいくらTuttiで捕まっても僕は管楽器や打楽器の方々を尊敬しています。
最後に会計の仕事についてですが、僕はどこかのだれかと同様に、やると言ってから始めるまでの期間が長い性格なので、仕事をよく忘れるのですが(本当にすみません)、いろいろ支えてくださり本当にありがとうございました。
定演まで残り1週間です。たくさんご飯を食べてたくさん寝て、戦う顔で舞台に立ちましょう!!!

20MVn 会計 鈴木伊玖磨

上を向いて歩こう♪

こんばんは、20Mバイオリンパートの中村友紀です。部活と関係ないですが、今日は20MのOSCEでした!8:00-18:00は流石に疲れましたね、、、結果は演奏会が終わってから出る(?)みたいなのでしばらくソワソワしそうですが、気持ちを切り替えて演奏会に臨みたいと思います!
あと、日本語苦手なので変な言葉遣いのところあるかもです、すみません🙇‍♀️


さて、何を書こうかずっと考えていたんですが、とりあえず今回の演奏会について書いていきます。
今回私は皇帝円舞曲のコンミスをしています。部員の皆さんはこの曲にどんなイメージを持っていますか?優雅で、壮大な感じだったり。どこか温かみもあり懐かしくも感じたり。目を閉じたらウィーンかどこかのボールルームで着飾った男女がくるくると踊っているような感じだったり。
私も言葉では表し切れないですがなんとなくこんな感じのイメージがあります。ですが、いざ演奏してみると自分のイメージとどこか違う音が鳴ったりどうやって表現したらいいのかわからなかったりすると思います。特にこの曲は初心者の1年生で初めてオケに乗る人もいたり、大学で楽器を始めて、初めてトップをやる人もいるので尚更かと思います。私も悩んでました。
そんな中、あるtuttiで直井先生がおっしゃっていた「とりあえず顔を上げて演奏しよう」という言葉が個人的にはとても刺さりました。顔を上げるといろんなことが見えてきます。遠くでコンバスがpizzをしているところも、上手く吹けた時の満足そうな顔も、逆になんかちょっと違って首を傾げているところも。私もチェロのソロがすごくよくて聴き入ってしまった結果、1stの入りで1人だけ遅れて入るということをたまにやって、多分その時変な顔になってたと思います笑
せっかくオケをやるんだったらこういう言葉を使わないで会話をする、みたいなことをして楽しむのも大事じゃないかなと思います。どの立場から言っているんだっていう感じもしますが、私もできるだけみんなの顔を見れるように頑張ります!目があったらちょっとでも笑顔を返してくれると嬉しかったりもします笑


次に幹部のお仕事の振り返り。部活では内務の仕事をしていました。直近だと私は合宿担当で飲み会とスイカ割り、花火の準備などをしました。おんぶって運動部じゃないし、なんとなく穏やかそうな部活に感じるんですが、実はそんなことはなくて4泊5日の合宿で毎晩飲み会をやるんです、、!だからお酒も缶300本以上、紙パック10本以上と大量に準備しました。飲み会で色々な人とコミュニケーションを取ることができていたら嬉しいです。演奏中にふと目があった人と飲み会中にどんな話をしたか、思い出してみるとか少し距離が近くなったように感じでいい演奏ができるかもしれません😏一緒に内務をやってくれた2人にはたくさん助けられました、ありがとう!

次にバイオリンパートについて。
今年は後輩もたくさん入ってきてくれてさらに賑やかなパートになったな、と練習があるたびに思います。私が入部した時は今の半分くらいの人数だったような気がします(気がするだけかもしれません笑)後ろからのたくさんの音に支えられています。幹部上になっても絡んでくれるととても嬉しいです🥺

あとは幹部全体に対して。
上げるとキリがないので割愛します🙇‍♀️秘密にしておこうかと思ったのですが、実は私も幹部以外がちょっと前に書いていたであろう『あれ』をみんな宛に書きました。演奏会後にもらったらよければ見てみてください。

長くなってしまいました、すみません。
長くなったついでに一つ追加で書いておくと、昨日の夜OSCE前日だから早く寝よー、と思って22時くらいにベッドに入ったんですけど全然寝れなくて。スマホいじってたら昨日の部日誌投稿されていたのを見つけてしまって読んで気づいたら泣いていました。
幹部やってる間は本当に大変で早く幹部終わってほしい、と思ったりしていましたがいざ振り返ってみると楽しい1年だったなと思います、みんなありがとう。

20Mバイオリン中村友紀

大切で大好きな人たちへ

こんばんは!21Pチェロパートの佐藤すずです。
今日は台風の影響で通常練習から講堂開放日に変更になりました。雨の中でしたが思っていたより人がいて演奏会前なんだなと感じました。みんな無事に帰宅できそうでよかったです。
 
私は内務として働かせていただいています。振り返ると何かこの仕事を頑張ったと胸を張れるようなものはなく、優しくて可愛くて仕事のできる大好きな先輩方2人に引き連れられてここまで来たなという感じです。内務の先輩方は仕事ができすぎて部活を良くするためにほんとにいろんな方面から頑張ってくださっていました。ありがとうございます。私が少しでもお2人の、ひいては部活のためになる仕事ができていたら良いなと思います。加えて感謝の気持ちと私がお2人のことを尊敬していて心から慕っているということがお2人に伝わっていたら良いなと思います。
 
部日誌を書くために部活での生活を振り返ってみましたが、今現在の私の中で皇帝ソロの占める割合が多すぎてそれしか思い出せないです。前曲が皇帝に決まってからたくさんの人に助けられて頑張ってきました。うまくできないことが悔しくてどうして良いか分からなくて何度も合奏中に涙目になっていましたし、ホワイエで号泣していた日もあります。でもチェロパートや同期をはじめとした音部の人たちのおかげで逃げずに折れずにまだ戦っています
そうなんです!チェロパート最高なんです!先輩方は演奏へのアドバイスだけでなく、できている箇所をまず褒めてくれて練習方法まで考えてくださいます。さらに私の「なにからやっていいかもうわからない!」「今日は全然ダメだった、、」「私はこう弾きたいのに!悔しい!!」「ソロの修行をするからパート練を休みたい」などなど消化しきれない思いやわがままも受け入れ、いつも真摯な姿勢で向き合ってくださっていて技術、メンタルともに本当にお世話になりました。ありがとうございます。練習をしているとどうしてもできないところに目が向きがちな中、同期や後輩はもう全部褒めてくれます。考えがまとまらずぐちゃぐちゃになって嫌になりそうな時は同期のところに行ってここを今から私は頑張ると宣言すると全力で応援されるので心がとても軽くなります。どんな合奏でも後ろを振り返ればニコニコ頑張ったねーと言ってくれるパートのみんなに何度も救われました。ありがとう。チェロパートの雰囲気が大好きです。このままみんなが過ごしやすい風通しのよくて真面目で明るいチェロパートが続けば良いなと思っています。
トロンボーンパートの方々もなぜか全力応援してくださっていて合奏後にわざわざ良かったよ伝えにきてくださったり、ホワイエで練習していると頑張ってるねと声をかけてくださったり、見守られているなと感じていました。ありがとうございます。
演奏会を前に書くことではないかもしれませんが、実はずっとソロから逃げたいです。私じゃない人がソロをやった方が良いという思いがつかえています。私は幹部代だからトップをやらせていただいていて、だからソロも任されているにすぎず、チェロ同期に任せたほうがずっと上手いソロを演奏できるのにと思ってしまいます。だって発表会ではなくて演奏会のはずでそれなら上手い人がやった方が良いと思ってしまいます。
でも、他でもない、その同期が私の演奏を楽しみにしてくれているから。応援だけでなく私のことを信じてくれているからまだ頑張れています。いくら感謝しても足りません。
 
ここには書ききれないくらい多くの人に助けられて部活を続けることができました。そんな人たちと一緒に演奏できることをとても嬉しく思います。
 
最後に私のソロに対するイメージを書かせてください。一つ目のソロは舞踏会の始まりの挨拶のような、「今宵はお集まりいただきありがとうございます。心ゆくまでお楽しみください。」って言っているような美女と野獣のルミーエルみたいな感じです。二つ目は別れを惜しむような、最後の乾杯をするような、もう一度みんなをダンスに誘うようなパートだと思っています。納得のできる演奏までは程遠いですが演奏会に招待した時の口上のような、聴いている人を音楽に引き込めるような演奏をしたいのでまだまだ向き合います。
 
書きたいことを書いていたら読みにくく長い文章になってしまいました。演奏会まで残すところ一週間です!頑張りましょう!!

21P 佐藤すず

ミレニアム懸賞問題

こんばんは。

部日誌を書くのはこれで3度目です。入部直後に1回、幹部代春定で1回、そして幹部代秋定の今回で1回です。何度目になっても、何を書くべきかさっぱりわかりません。いったい部日誌に何を書いたら良いのか、この問題は世間ではリーマン予想やポアンカレ予想に並ぶ、21世紀最大の難問として知られています。

特に俺はどうも考えていることを言葉にするのが苦手で、毎回書こうとするたびに思考があっちこっち取っ散らかって何が言いたかったんだか分かんなくなっちゃいます。とりあえず今回は幹部1年やって思ったこととか、つらつら書き連ねます。長くなりそうだから暇なときに読んでね。

 

改めまして20Mホルンの吉岡です。幹部としての仕事は外務をやっていて、運搬通知とかを流している人です。色々やっていますが、地味でパッとしないので印象に残らないかもしれません。覚えられない人は、顔が良いので顔良し、もじって吉岡と覚えてやってください。

外務って何?と思った方のため簡単に説明すると、何でもやる人です。練習場所の確保、楽器の運搬、トラックやレンタカーの手配、演奏会当日の運営等々……他の団体が関わる事柄は大体外務が一枚かんでいます。やることが多くて大変ですが、お陰で色々な人と関わることができた1年だったように思います。

 

1年間幹部を務める中で、協力してくれる方への敬意を忘れないこと、幹部下に楽しく過ごしてもらうことは大事にしたいなと思っていました。

協力してくれる方というのは、指揮者/トレーナーの先生であったり、エキストラの方であったり、ホールスタッフの方であったり様々です。音楽部の日々の活動や演奏会の運営は、たくさんの人々に支えられて成り立っています。関係を維持するための適切な待遇やマナーを怠れば、個人の信頼以上に団体として信用を失うことになりかねません。支えてくれる方々との信頼関係を蔑ろにするような部活ではありたくないし、後の代のためにも、そんな部活だという印象を与えないよう活動したいというのが俺の目標でした。
とはいえ俺個人は結構ずぼらな人間なので、社会人として真っ当な振りをする(出来ていたのか?)のにも苦心しましたが、外部の方に少しでも「ゐのはな音楽部って礼儀をきちんと弁えているな」とか「気持ちよくやり取りできたな」と良い印象を持っていただけたなら、猫をかぶった甲斐があります。

外部の方への感謝は、外務だったからこそ特に強く感じられたように思います。幹部は終わりますが、活動を支えてくれている方への感謝はこれからも忘れずにいたいものです。

 

もうひとつ大事にしていたこと、幹部下に楽しく過ごしてもらいたいというのは、誰しも考える当然の志かもしれません。幹部代になると係の役割やら練習の監督やら仕事が多くなります。だからこそ幹部下のみんなには、今は難しいことを考えず部活を楽しんでほしいと思います。
そのうち幹部になって仕事を片付ける中で、ふと「なんでこんな面倒なことやっているんだろう」と考えたときに、やれ良い乗り番が貰えるからだとか希望曲を通しやすいからだとか色々理由はあるでしょうが、結局「部活が楽しいから」「音楽部に思い入れがあるから」が一番に上がります。帰属意識と言い換えてもいいかもしれません。今のうちに自分の居場所として音楽部を好きになってもらえたら、きっと幹部代になったときのやりがいに繋がると思うのです。

この1年(半年)楽しかったと、1~3年生が思ってくれるならそれ程嬉しいことはありません。ぜひ次の代、さらに次の代にもその気持ちを伝えていってください。

 

 

ここまで如何にも何かを成し遂げた風に偉そうに語っていますが、実のところ俺は外務としてそこそこ頑張ってきた一方、Hrパートとしての仕事は一個下のパトリに任せきりでした。だって彼女の方が楽器上手だし真面目だし誠実なんだもの。

実際、任せて正解だったと思います。練習の計画もパートメンバーの意見を聞きながらしっかり考えてくれて、練習以外でもメンバーと積極的にコミュニケーションを図ってくれて、最高に頼れるパトリでした。芯の太い演奏と、普段の謙虚な姿勢のギャップも推せます。

今気づきましたが、幹部同士はメッセージカード書けないのでここに簡単に書いとくことにします。1年間ありがとう。パートのことをいつも考えてくれているのに、自分の練習も決して怠らないあなたの姿がとても励みになりました。ホルンのリーダーがあなたで良かった!

 

ついでに、面と向かって言うのは癪なので絶対に口にしないですが、同期にもそこそこ感謝しています。俺は2年から音楽部に入りましたが、今日まで楽しく部活に励めたのは、同学年の部員達が温かく迎え入れてくれたおかげだと思っています。良い同期に恵まれました。
音大生ばり(ひょっとするとそれ以上?)に楽器上手いやつらもいれば、初心者から始めてメキメキ力をつけたやつらもいました。色んな団体兼任しつつも全力でメインのコンミスをやり遂げたやつ、モチベを失いそうになっても練習から逃げずに頑張ろうとしてるやつ、真摯に曲と向き合って、心削りながら最後まで練習見てくれた学指揮、みんなすごいやつらです。今までモチベーションを保って練習できたのは彼らのおかげです。俺よりずっとすごい彼らの存在が、この1年支えになりました。

 


同期幹部代みんなすごいやつばかりで、彼らに比べれば俺は全然すごくない、つくづくダメな野郎だと思います。大した仕事も出来ないし、楽器もあんまり上手くない。今日のtuttiだって楽章の出だし吹き損ねたり、散々だった。楽器を吹くのは楽しいし好きだけど、正直自分の音はそんなに好きじゃない。

でも来週の演奏会本番、俺が知ってるすごいやつらと一緒にすごい演奏が出来たら、きっともっと最高に楽しいだろうし、音楽をもっと好きになれると思う。だから、あと1週間全力で頑張ります!

よろしく!


20M 吉岡隼之介

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