Date2023・01・28
知っている方もいると思いますが、私は責任という言葉がめちゃくちゃ嫌いです。
責任って、難しいですよね。目に見えるものじゃないから、いけそうと思って引き受けるけれど、引き受ける時にはそのサイズ感が分かりません。上手い具合に特大責任を誤魔化されて押し付けられることもあるし、誰も知らなかったけど実は特大責任だったってこともあります。
おまけに、その責任は誰かが必ず引き受けなければなりません。放っておいたら消える責任なんてありません。自分の他に引き受ける人のいない責任もありますね。あなたのキャパとは全く無関係に、無慈悲に、責任はあちらこちらから湧いてきます。誰もあなたを守ってはくれません。
責任って、難しいですよね。意外と逃げ足が速い人とかが一番有利だったりしますよね笑。
音楽部という部活に入ってしまった以上、私たちには責任が付きまといます。ちなみに私は学指揮という特大責任を負ってしまいました。ぶっちゃけ後悔したことがないといえば大嘘になります。
皆さんに私がお願いしたいのは、部活動というものを成立させるための、すごく消極的な2つのことです。
1つ目、部活動に所属している上で最低限の責任を果たして欲しいです。練習はなるべく規定通り来て欲しいです(もちろん授業や実習は優先してください)。目立つところは最低限の練習をしてきて欲しいです。割り振られたお仕事はなるべくちゃんとやって欲しいです。
あなたが今逃げようとしているその責任は、逃げたら他の誰かが負わなきゃいけないんです。tuttiだったらパトリが代奏立てるのに頭を悩ませるし、お仕事だったらあなたのお仕事を誰か別の人が管理しなければいけなくなります。
2つ目、責任以上のことはオプションなので、押し付けてはいけないと思います。あなたがもし完璧な輝く音楽部を目指していたとしても、それは民意ではない可能性が高いです。そして恐らく、あなたも完璧ではありません。あなたの思う理想の音楽部は、たぶん穴だらけで、非現実的で、ちょっとおかしなものだと思います。 もちろん私も同じですね。
話は変わりますが、音楽を愛し続けるってめっちゃ難しいなと思います。私は今やっている音楽が責任の音にしか聴こえないことが、よくあります。チャイ6とか難しいフレーズにたくさん苦労したことを思い出して、いい曲だな~って感じでは聴けません。スペ奇も同じです笑。
音楽と責任が結びついちゃったのって辛いなあとも思います。
それでも、生涯を通して音楽を愛し続けて、おばあさんになっても音楽を心から愛せていたらいいなと思います。
20M 高橋
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